2014年11月23日、タイ警察中将(前中央捜査局長)、警察少将(前中央捜査局副局長)、警察大佐ら警察幹部7人が逮捕された。容疑は不敬罪、贈収賄、権力乱用とされている。
大佐は11月20日に「転落死」したとされている。タイで「転落死」というのは自殺や事故ではなく、殺されているケースは多い。
押収されたタイ警察中将(前中央捜査局長)の資産は地下金庫や隠し部屋に隠された現金、宝飾品、仏像、象牙などで20億バーツ(72億円)以上。
賭場や石油密輸業者などから賄賂を受け取っていたほか、昇進を希望する警官に警察ポストを販売し、多額の金銭を得ていた。
隠し資産はすべて見つかったわけではないであろうから、警察幹部が不法に蓄えてきた資産はまだまだあることは間違いない。

タイ警察はタクシン元首相の支持母体で、タイ軍事政権はタクシン政権時代から続くタイ警察の汚職体質の一掃と敵対するタクシン派の勢力を削ぐことが狙いと見られる。



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