日本人が経営するチェンマイのツアー会社でも積極的に勧めているアウトドアのツアーがジップライン「ZIP LINE」。
山の中にワイヤーを張り、滑車で滑っていくつかのポイントを回っていく人気のツアー。
しかし、2015年6月の「スカイラインアドベンチャー」による死亡事故に続き、10月13日にも中国人観光客がこのアクティビティで死亡している。
命綱をつけていると宣伝しているが、6月の事故では、器具が外れて10数メートル落下して死亡し、10月の事故では転倒して頭部を強打して死亡している。
しかも、ツアー興業会社は、10月の事故では死亡した中国人女性の死因は心臓発作だったと虚偽の報告をしていた。
しかし、搬送された病院の検査で、首の骨が折れていたことが判明し、同行者が中国領事館を通じて警察に通報した。
タイでのアウトドアアクティビティーは安価で楽しめるが、安全管理がずさんな施設や興業者が多く、死亡事故が多発している。